INTRODUCTION


「音楽のまち」の光と影。それでも彼らは歌い続ける。

浜松映画『プレイヤーズ!!』、そして『ハローゼア』へ

 2011年、浜松市の市制100周年イベントの一環として製作されたミュージカル・エンタメムービー『プレイヤーズ!!』。出演人数およそ300人、キャストから監督まで徹底した「オール浜松」にこだわって作られたこの映画は、市内での公開当時大きな話題を呼び、現在でも静岡県内各地において繰り返し上映が行われている。その『プレイヤーズ!!』の監督・鈴木研一郎が再びメガホンを取り、そしてここに新たな物語『ハローゼア』が誕生した。

 

 

 

INTRODUCTION ライヴ風景
     

地方ミュージシャンの「夢と現実」

 『ハローゼア』で描かれるのは、「地方都市で音楽を『やる』」ということ。

 嗜好の多様化、動画共有サイトの台頭などによってCDの売上は低迷し、かつての「アーティスト」像が完全に崩壊した今、芸能事務所にも属さない地方ミュージシャンは何を目指し、どう生きていくのか。彼らがそれでも歌い続ける理由とは。

 大手楽器メーカーが集中し、極めて多くのミュージシャン人口を抱える「音楽のまち」浜松市を舞台に、温かくも厳しい、すこしだけ”不思議”なストーリーが展開する。

  INTRODUCTION 実
     
INTRODUCTION 博之

INTRODUCTION 戸田と多佳子
 

市内で活躍する実力派ミュージシャンらが出演

  独特の歌声とフィンガーピッキング奏法によるギターを武器とし「フィンガーピッキングDAY」東日本大会3連覇を成し遂げた「おっく」。NHK「Uta-Tube」のチャンピオン大会を制覇、今浜松で最も勢いのある若手デュオ・Spoonのボーカル 「めぐみ」。有名ミュージシャンらと数多く共演する、アメリカ帰りのスーパーギタリスト「石川秀明」。この3人を中心に、市内のミュージシャン、 演劇人、お笑い芸人などが数多く出演する。

 さらに前作『プレイヤーズ!!』からも山口弘史、畑中摩美、永瀧周、伽藍座長、伊藤杏奈、川口直久、ゲンジョウらが登場。

 ストーリーも随所でリンクし、旧来のファンにも嬉しい内容となっている。